できる男はブリーフケースで差をつける

ビジネスで使えるバッグは、ブリーフケース、トートバッグ、リュックとデザインも素材も多種多様です。また、使う方の職業によっても適切なバッグは異なります。
男性の持つバッグは、女性と違ってデザインが限定的ですが、そんな中でも周りと少し差をつけて、こだわりを見せつけたいですよね。ものにこだわりがある男性は、見た目だけで仕事ができそうな印象を与えます。
本コラムでは、ブリーフケースに焦点を当て、種類や年代別におすすめのブリーフケースなどをご紹介したいと思います。

■そもそもブリーフケースとは?
最近では、「ビジネスバッグ」という総称が一般的となっているため、ブリーフケースというとピンとこないという方もいらっしゃるかもしれません。そもそもブリーフケースとはどのようなバッグのことを指すのでしょうか。
・ブリーフケースとは
書類を入れる薄い箱型の鞄をブリーフケース(Briefcase)といいます。A4サイズの書類を折らずにしまえるものが一般的で、底鋲がついていて自立できるものも多くあります。
持ち手を掴んで持ち運ぶデザインが基本ですが、中には2wayでショルダーベルトが付属していたり、さらにリュックに変形するものもあります。
・ブリーフケースのサイズ
ブリーフケースのサイズには明確な定義はなく、A5サイズのコンパクトなものからA3サイズの図面が入るような大型のものまであります。
マチも5cm程度のフラットなタイプから、15cm程度のものもあり、中にはファスナーでマチを拡張できるものもあります。
■ブリーフケースの種類
デザインがある程度決められたブリーフケースですが、実は様々な種類が存在します。一部をご紹介したいと思います。
・アタッシュケース
アルミニウムや革製の箱型のブリーフケースをアタッシュケースといいます。映画やドラマで大量の現金や拳銃が入っている金属製の鞄のイメージが強いですよね。鍵が付いているものがほとんどで、防犯面が気になるときに使用されます。
日本ではあまり一般的には使われていないですが、最近では、ドローンや通信機といった機材を持ち運ぶ際に利用されることが多いようです。

・学生鞄
昭和30年頃から普及した学生用の人工皮革、もしくは本革の鞄で、教科書を持ち運ぶのに使用されてきました。学校指定の鞄として長らく活躍していましたが、弁当や教科書、体操服など、たくさんのものを持ち運ぶのには向いていないということで、現在ではほとんどの学校で廃止傾向にあります。
代わりに、大容量で持ち運びしやすいボストンバッグ型の学生カバンを指定する学校が増えてきました。
・フライトケース
別名「パイロットケース」とも呼ばれます。パイロットが機内で場所を取らずに航空図などを取り出す用途で使用されてきました。箱型の形状で、上部の蓋を重ねて閉じるタイプの手提げ鞄です。
パイロットのスマートなイメージから、一般の人たちの間でも一時期流行しましたが、持ったまま開閉できない不便さから、ビジネスで使われる方は少なくなりました。

・ダレスバッグ
医師が聴診器や注射器を携帯するために作られた厚めの鞄です。開閉部ががま口のように大きく開くため、中身が見渡しやすいという特徴があります。
高級感と個性的なデザインが注目され、最近ではビジネスマンでも好んで使う方が増えてきました。

■年代別おすすめのブリーフケース
・20代におすすめのブリーフケース
働き盛りの20代の男性におすすめなのが、ナイロン、合皮製のブリーフケースです。仕事に奔走する年代は移動も多く、どうしても鞄が痛みがちです。
そんな場合にも耐久性のあるナイロン、合皮素材であれば長く使えますし、また価格も本革に比べると安価なため交換しやすいのではないでしょうか。
出張が多い方は、衣類も入れられるようにマチが拡張できるタイプを選べば、一泊程度であればブリーフケース1つで出かけられます。

・30代におすすめのブリーフケース
仕事ぶりも板についてきた30代は、見た目もスタイリッシュに保ちたいですよね。そこでおすすめなのが、部分的に本革が使われたマチの薄いブリーフケースです。
素材をミックスさせることでデザイン性も良くなり、マチが薄いためスマートに持ち歩くことができます。また、細身のスーツスタイルにもよく合います。
書類を多く持ち歩く方はマチが拡張できるタイプを選ぶと良いでしょう。

・40代~におすすめのブリーフケース
40代くらいになると、会社でも古株となり、後輩の手本となるような存在になります。役職に就かれる方もいらっしゃるでしょう。
そんな男性には、使い込むほどに味が出る本革のブリーフケースがおすすめです。高級感があるため、年を重ねたからこそ似合う渋みが演出できます。
一生使えるバッグを意識して選ぶのが良いでしょう。

■カジュアルなブリーフケースが好みなら
ブリーフケースは堅苦しい印象があり、敬遠してしまうという方は、ソフトブリーフケースはいかがでしょうか。角が丸みを帯びていて、全体的に柔らかい印象なのが特徴です。
素材も本革から合皮、ナイロンと様々で、持ち手や付属のショルダーベルトがキャンバス素材でできているものもあります。
会社がスーツ指定ではなくオフィスカジュアルなのであれば、ソフトブリーフは合わせやすいアイテムです。
様々なブリーフケースをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。自分のなりたいスタイルに合わせてブリーフケースも選んでみて下さいね。
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